怪談を語る会、ホラー短編集
[寂しがり屋な彼女](1/3)
「今から話す怪談は、僕じゃなくて友人が実際に体験した話。
友人には彼女がいた。とても寂しがり屋な彼女で、平日にはメールと電話、休みの日にはデートをしなくちゃ気が済まないような女の子だった。
友人はそんな彼女を可愛い奴と思って大切にしていた。
ある日、友人は彼女を家に招くことにした。彼女の家はちょっと遠くにあるため、家には車で来なくてはならない。10分から20分はかかる。
友人は彼女が来るまでの間、部屋の掃除をして待った。部屋の掃除をしていると、何だか胸騒ぎがした。このそわそわとした感覚はたんだろうと、友人は思った。
部屋の掃除を終えて、テレビを観ていると、家のベルが鳴った。友人は玄関の戸を開けた。玄関には彼女が立っていた。
『ちょっと遅くなっちゃったみたい。ごめんね』と彼女は言いました。『いいよ。大丈夫』と友人は微笑みながら言いました。
友人は彼女を家に招き入れた。二人はテーブルの前に座り、たわいない会話を交わした」
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