今日のお菓子は三題噺
[「花火」「一瞬」「耳打ち」](1/3)

午前中はのんびりしたあと、珍しくTSUTAYAに行って恋愛物の映画を二本借りてきた。

昼ご飯を食べたあと、私は借りてきた映画を観た。恋愛映画に出てくる男性はどれも優しくて素敵だった。こんな人が彼氏だったらどんなに素敵だろう、と私は思った。

私には彼氏がいる。でも彼はなんだか変わってる。それに配慮がないし……挙げだしたら切りがない。

でもなんでだろう。私は彼と別れずにいる。彼氏がいなくなるのが怖いのかな。

恋愛映画を二本観終わってから数分後、彼から電話がかかってきた。

「もしもし」
「何してた?」
「映画観終わったところ」
「一人で?」
「うん」
「淋しいなあ」

そう言って彼は笑った。ちょっといらっとした。「それで何?」と私は苛立ちを含みながら言った。

「花火観に行かない?」

そういえば今日は地元の花火大会だっけ。すっかり忘れていた。

「いいよ」と私は言った。少し嬉しかった。彼からそういう誘いがあると嬉しいものだ。

「じゃあ7時に〇〇で会おう」
「わかった。7時ね」

そして電話は切れた。私は携帯電話を見ながら考え事をした。浴衣着て行こうかな。彼は喜ぶかな。

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