怪談を語る会、ホラー短編集
[空気の違う所へ](2/7)

「一階の普段は誰も立ち寄らない部屋に行き、窓の鍵を開けておきました。そして僕らは家に帰ったのです。

待ち合わせ時間と場所は10時に学校の玄関前でした。10時になるまでドキドキして、何度も時計を見たことを今でも昨日のことのように覚えてます。

10時前に、塩を小さいビニール袋に入れて、ポケットにしまいました。霊が出たときのために、塩を持って行こうと友人が言ったのです。

そして、懐中電灯を持って学校に向かいました。

学校には僕が一番最初に着きました。僕は玄関前の階段に座り、二人を待ちました。

季節は7月でしたが、蒸し暑い夜で座ってるだけで汗がダラダラと滴り落ちました。本当に今でもその時のことをよく覚えてます。

バイクのエンジンが気味悪い悲鳴のように聞こえました。夜の学校は廃墟のようでとても不気味でした。

時計を見ると10分です。これ以上一人ではいられないと思いましたが、あと5分だけ待つことにしました。

すると、グラウンドの方から誰かが走ってきました。僕はドキッとして、柱に身を隠しました」

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