今日のお菓子は三題噺
[「校庭」「涙目」「かき氷」](3/3)

「俺はああ、エフ、お前にいじめられ続けた! 俺はなあ、もううんざりなんだ!」

 エヌはそう叫んだ。俺ね、エヌにそんな声が出せるなんて思いもしなかったよ。エフはきょとんとしながらエヌを見上げていた。

「エヌ! 何やってる!」

 先生が怒鳴る。でも、エヌ、びくともしないんだな。

「俺はあ! エフ、お前のいじめを苦に自殺する! いいか、動機はエフのいじめだ! お前はなあ、殺人者になるんだ!」

 エフはへらへらと笑っていたけれど、エヌが手すりを乗り越えてから顔が青ざめ始めた。本気か? 誰もがそう思ったと思うよ。

「エヌ! 変な真似はよせ!」

 先生が一人校舎に駆け込んだ。恐らく止めるつもりだろう。

「いいか、エフ! お前は殺人者になるんだ! きっと事件になってネットでも話題になるぞ。そうしたらお前、一生苦しむんだ! じゃあな! 苦しめ!」

 悲鳴。狼狽する人々。エヌは身を投げ出したのだ。俺はエフを見た。エフは動揺し、涙目になっていた。

(この時期にこんな話を書いていいのか、と迷いました。でも投稿しました。いじめを苦に自殺した人の中には、エヌのような自殺による復讐を考えた人もいるのではないでしょうか)

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