■ありがとう、福島のみなさま!(#8)

1 [鹿口] []
 昨夜、帰熊しました。
 疲労困憊の状態ながら、
今日から新チームでの本格的な練習を始めました(もうへとへと・・・)。


 さて、福島の人々の人情あふれる温かな思いに包まれて開催された、
第35回全国高校総文祭小倉百人一首かるた部門&読手部門の結果を
ご報告いたします。


今回、競技の方では、鹿本7名・有明1名の構成で参加しました。

1回戦 熊本3−2神奈川 

  ※予想通り、かるた会出身の選手が大半で、苦戦しました!
   T木が高校選手権大会の時と同様に、
   気合いで、相手A級選手を破ったのが勝因。

2回戦 熊本4−1福島  

  ※すばらしいチームと対戦! 安積黎明高校の選手で固めてありました。
   このチームとは、予選リーグでは対戦したくなかったというのが正直な思い。
   このチームとの交流は、後述します。

3回戦 熊本5−0島根  古豪・名門校に完勝

  ※2年前の対戦したときには、冷や汗の勝利でした。今回は、うちの選手の方が
   少しだけ競技力が上回っていたようです。

 ☆3戦全勝で、予選リーグを見事突破しました(微笑)!


4回戦 熊本5−0栃木  最初から、相手が試合を諦められていたのが、残念。

  ※1日目の最終試合。明日に備えるために、こちらはベストメンバー。しかし、
   相手は、無段の七将・八将とかを出されましたので、いささか・・・・。
   いろいろな考え方がありますので、相手の考え方を否定はできませんが、
   予選リーグを突破してこられたチームですので、(負けた他県のためにも)
   ベストメンバーを出して欲しかった、というのが率直な思いです。
   このことがわかっていたならば、うちの8将をここで起用しました。 
   試合後、対戦相手のチームの先生から、
   「よい思い出(記念)になりました」と言われたのですが・・・。
   この県の先生方には、「ある事」で先日お世話になっていましたので・・。


準々決勝 熊本2−3東京  あの高校の選手に対しては、2勝1敗。

   選手層の厚い相手に対して、リベンジに燃えていました! 
   かるた会出身の今年の高校選手権大会ナンバーワン選手等には、完敗!
   オーダーを見たときに、「この並びならば勝てる」と思いましたし、
   そのチャンスは十分にあったのですが・・・・。
   気合いが空回りしたのか・・・・。まさか、あの○○さんが・・・。
   しかし、敗戦のすべての原因は、監督であるこの私めにあります。


この大会の優勝は、もちろん、東京チームでした。


閉会式での審判長の講評では、我が熊本に対して、絶大なる讃辞を賜りました。
「チームワークが良くて、爽やかな好感の持てるチーム」というお言葉には感激!


結果は、今年2回目のベスト8・・・。
しかし、会場内では、
(手前味噌ながら)人気ナンバーワンチームだったような気がします。


読手のH田も、最優秀賞には届かなかったものの、
堂々たる読みぶりで、大会7試合中3試合で読みました。
「チーム熊本」の追い風となったことは、当然のことです。



今回も、なぜか「あのチーム」と準々決勝で対戦。 
しかし、優勝は逃したものの、一種の爽快感を持って帰熊しました。
それがなぜなのかは、選手たちと「チーム熊本」のメンバーには
よく理解できるものと信じます。

高校部活の指導者として、
すばらしい選手達に恵まれたことを誇りに思っています。

とともに、私が競技者出身であるならば、
もっともっと強いチームを作ることができたのに
とも思っています(仕方のないことですが)。


たった2年あまりで、ここまで強くなった彼らは、
「天晴れ!」



今日から、3年生が練習場に姿を見せなくなりました。
毎年のことながら、それがたまらなくさびしい私です。



2011-08-08 20:05

4 [鹿口] []
<8月4日>

 7:00 熊本空港に、メンバー11人が集結。
 8:05 JALにて、空路東京へ。
     ※航空機が苦手な私ですが、ずっと隣席の(K本高主将)W邉と話をしていましたので、
      「もう着いたの」という感じ・・・。 

 9:45 羽田空港第1ターミナル到着 
     ※東京駅発11:08の新幹線に乗るために、ここから東京駅に着くまで、ほとんど「駆け足」。
      もちろん、荷物は宅配便で事前に送っていました。
      熊西OBのO本氏の微に入り細にわたるアドバイスのおかげで、
      予定よりもかなり早く30分余りで東京駅に着くことができましたあ!
      (彼の才能は、すごい! 旅行会社の並の社員さんたちが知らないことも、
       彼は細かく知っています。心強い、旅のナビゲータです)

      ここで、SOSその1が発生!・・・・・ 
      何と、三将のムードメーカーさんが、
      宅配便で送ったキャリーバッグの鍵を家に忘れてきてしまった事が判明。
      とりあえず、駅構内の「ユニクロ」で当面の着替え等を購入。
      (旅館に着いてから、赤☆が、安全ピンで鍵を開けてくれたのには、吃驚!)

14:00 新幹線&磐越西線を乗り継いで、会津若松駅へ。
     ※郡山駅でも走りまくりました。
      会津に着くと、強い日射し。陽光が眩しすぎます。
      駅前にある「あかべこ」のところで、記念写真!

14:20 タクシーにて、会場入り。
     ※会津盆地の広さと震災の被害を受けていなかった街並みに
      ある種の感慨を覚えました。

〜17:00 生徒は交流会&組み合わせ抽選会。その間、私は、
      九州地区理事会・監督会議。全国の理事会。
      途中でY幡先生からメールがあって、組み合わせを知る。
      今年は、どこと対戦してもOKよという気分でしたが、 
      一番対戦したくなかったチームとの対戦を知る。

17:00 読手リハーサル
     ※終了後、安積黎明高校の生徒さんや先生との交流。
      大会役員着用のピンクのTシャツに、寄せ書きが書いてあり、
      それをいただいて、感激!
      一緒に写真を撮ったり、おしゃべりしたり・・・・。
      高校生は仲良しになるのが、早いなあ!
      でも、明日はこのチームと対戦するのかと思うと・・・。

18:30 旅館のマイクロバスで、宿舎へ。
      会津の美味しい食べ物をいただいた後、
      対戦チーム等の戦力再分析をした後、温泉に入る。
      その間、生徒たちは練習。

21:15〜22:30  ミーティング

22:45〜2:00  (いつもの年よりは、早めに終了)

      恒例の(?)すべてのチームの戦力再分析&ベスト16の予想。
      予想した16チーム中、14チームは当たりましたよ!

      こうして、1日目は過ぎていきました。おやすみなさい。

      
      
2011-08-10 20:30

5 [鹿口] []
<8月5日>

朝5時半起床

ということは、睡眠時間3時間半ということです。

高校選手権大会でも高校総文祭でも、この10年近くの間、
同じようなことをしています。他校の戦力分析をするために
約3年間の大会資料を荷物に入れて、現地に送ります。
そして、対戦相手が決まると、その資料を基に分析します。
あとは、ナイショ!


天気は快晴。しかし、空気が乾いていることと、気温が低いこと
という2つの条件のために、この日(猪苗代湖畔まで)40分ほど
歩きましたが、全く汗はかきませんでした。

小原庄助さんではありませんが、朝風呂は最高でしたよ。


8:45ごろ会場入り。
安積黎明高校の生徒さん&先生、読手コンクールの審査員の先生方に
あいさつをし、濱田のリハーサル。彼女は、とても落ち着いていました。


9:30 1回戦の試合開始

相手は、難敵神奈川。かるた会出身のA級選手が不気味。
競技もありますが、読手の方も気になります。
しかし、樹里は落ち着いていて、大丈夫そうです。
会場には、熊本から駆けつけてくださったお母さまの姿も。
(お母さんのまえで、吟を披露できるとは、何という親孝行!)


試合の方は、前述のごとく、T木の気合いが相手A級を上回りました。
もっとも、T木もA級レベルの力を持っている、うちの「三本柱」の
ひとりです。

12:00 2回戦

安積黎明高校との対戦。H監督の信念で、選手全員が左手で取ります。
H先生の考え方に私は大いに共鳴しています。実際に、4年ほど前から
そのことを力説していますが、選手に実践させるまでには至っていません。

安積黎明高校は、さすがに大震災の影響&ボランティア&総文祭の準備で
やや練習不足だったのでしょう。うちが4−1で勝ちました。
このチームは、今後ますます強くなるものと確信しています。来年以後が脅威です。


14:00 3回戦

10日前に、京都の旅館で「出家」したO本くんを初起用。見事に期待に
応えてくれました。名門県に5−0の快勝とは「隔世の感」がします。


16:30 4回戦

この試合については、前述していますので、省略します。


18:30 準々決勝の組み合わせ抽選会

近江の時とは別の選手にクジを引いてもらいました。
しかし、よほど先方から愛されているのか、「天敵」さまが
見事にうちを引いてくださいました。
しかし、「明日のリベンジ」という思いのみ。
相手がどういうメンバーで来るのか、興味津々。

この夜は、分析を全くしませんでした。
それなのに、翌日の試合の相手の並びを
ほぼ完璧に当てることができたのです。

うちが勝つとすれば、この並びしかないという
オーダーでした。

2日目の夜は深々と更けてゆき、
23時の温泉に浸って、そのまま寝ました。
2011-08-11 22:30

6 [鹿口] []
<8月6日> 広島原爆忌

これまで毎年この日に練習するときには、
「戦争の悲惨さ&平和のありがたさ
&かるたを取ることのしあわせ」を
説いてきました。

しかし、今年は「原発の被曝」について
語り続けました。


8:15 会場入り

読手の樹里が、和装しました。
とてもよく似合っています。
安積黎明の濱田先生(樹里と4文字目まで同じ。
つまりは5字決まり)の着付けはお見事。

日頃から和服を着用されている女性ですので、
着付けもお見事です!


一昨日いただいた、安積黎明高校のみなさんからの
「寄せ書きのTシャツ」を壁に張っての東京戦。


オーダーは全く予想通り。
試合は予想通り、真ん中の3人の対決によって
勝敗が決まる展開となりました。
「うちの三本柱が勝つ」というシミュレーション通り。

2人は勝ちましたが、ひとりは「気合いが空回り」してしまい、
無念の敗退。しかしながら、立派な団体戦を展開。
相手の強烈な声かけ(ヤジに等しい)にも負けず・・・・。
いちばん嬉しかったのは、おとなしく団体戦には全く不向きだった
赤☆が負けた後に、一生懸命に声かけをしてくれたこと。

これが閉会式時の審判長の好評(講評)につながりました。

負けたけれども、なんとなく嬉しかったのですよ。


この夜のミーティングでは、みんなの本音トーク。
私も含めて、ほぼ全員がアレルギーから来る
「鼻水」を流しながらのトーク。

一生懸命がむしゃんよか!
ひとつのことに打ち込む、青春の姿はは美しい!


負け犬の遠吠えなんかではなく、
勝者には得られない、貴重な体験をみんなが共有できたことが
何よりもうれしかったことです。


優勝できなかったのは、正直に言って悔しいです。
しかし、本心から「すばらしい生徒達」と
巡り会えて幸せだと思いました。


その興奮のためか、常用しているハルシオンを服用しても
なかなか寝つかれない夜となりました。
2011-08-11 22:48

7 [鹿口] []
<8月7日>

宅配便を出して、8:00に旅館を出発。

宿の若主人さんには、4日間お世話になりっぱなし。
マイクロバスの中で、いろいろなお話をし続けました。
少年野球の監督さんをなさっている方ですが、
かるたの指導と共通することが多く、意気投合。

前日には、猪苗代湖畔の案内。今朝は、磐梯山中腹の
白樺林まで案内してくださいました。

生徒みんなにお土産をいただき、
良き思い出が一段と増幅されました。


全国から福島に集った仲間達の中で、
おそらくこのようなしあわせな思いをしたのは、
彼ら9人だけだったのではないかと思います。

ちなみに、宿のご主人やご隠居さま(?)たちが通われた
小学校の偉大なる先輩は、野口英世博士です。
(千円札のお方ですよ。)


さて、心地よい思いで、猪苗代を後にしたわけですが、
JRに乗った後、とんでもないことに気がつきました。


それは、あの鹿口とかいう監督が、
何と「東京の川下り&モノレール&航空機」のチケットを
宅配便の中に入れてしまったことが判明したからです。

それからの約2時間は、「地獄と天国」。

熊西OGの岡本氏のアドバイスを受けながら、
旅館のある小さな駅まで引き返しました。

そこでは、「福島の人々の心温まる善意」が
私を待っていました。

お茶のサービスや熊本の思い出話をしてくださる、
老夫婦。快速列車に乗るために、隣の駅まで(約5km)
を自家用車で送ってくださいました。

地獄に仏・・・・福島の温かさに触れ、
この旅が「最高にすばらしい遠征」だと
いう思いが改めて強くなって来ました。

驚異的なスピードで浜松町モノレール駅まで行き、
14:00にはみんなと合流することができ、
ほっとしました。
2011-08-11 23:05

8 [鹿口] []
羽田から熊本までの空路。

30分遅れの出発。乱気流&雷雲の中の飛行。
JALの機長さんの操縦は最高の技術でした。

かなりの揺れを予想していたのですが、
想定よりもかなり低い「揺れ」で、
東風に乗って、到着予定時間通りに到着。


熊本空港で、私たちを待っていたのは、
W邉保護者会会長を始めとする、
保護者のみなさまの温かい出迎え。

拍手&全員への花束の贈呈は、
まるで優勝したチームへの讃辞。

一足先に帰熊されていた、樹里のお母さまも
お出迎え。お母さま方に大会の様子を
具に語ってくださっていたそうです。

思わず泣きそうになるくらいの、
心温まる「報告会」となりました。



今年のチームは、選手達に言わせると、
「先生から全く期待されていなかった学年」
だそうです。
そして、それが「歴代の学年を超えたチーム」
となった「伝説の学年」になるとの言。


決してそうではありません。
私からすれば、
「期待していた、全国優勝を狙えるチーム」でした。



伝説になるとすれば、
「練習では団体戦が下手であったのに、
2つの本番の大会では『最高の団体戦』ができた学年」
であったということ。

ここに至るまでの、彼らの様々な苦しみや努力。
いま私は、彼らに敬意を表します。


そして、やはり「信は力なり」。
お互いに信じ合えるチームになれたからこそ、
審判長の講評の中で、
「チームワークのある、すばらしいチーム」
との讃辞をいただけたのです。


今や我がチームは、全国でも注目してくださるチームへと
成長しました。

私は、このチームの監督をさせていただけることができて、
「しあわせ」です。

新チームも、現段階では非力ですが、
「チーム鹿本」伝統のチームワークのあるチームとして
成長し続けて欲しいと心から願っています。

そして、来夏には「先輩達を超えて」くれることを
密かに期待しています。「信は力なり」・・・。


みなさまのご支援に感謝申し上げますとともに、
これからも「チーム鹿本」への応援を
よろしくお願い申し上げます。

2011-08-11 23:22

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